韓国カフェは店内?持ち帰り?カップを先に選ぶ理由
韓国カフェで店内用・持ち帰り用カップを選ぶタイミング、飲み残しの移し替えを頼む方法、プラスチック・紙・タンブラー・デポジットの違いを整理します。

韓国のカフェでは、注文時に店内で飲むか、持ち帰るかを決めておくのがいちばんスムーズです。途中で帰ることになれば、飲み残しをテイクアウト用カップへ移してくれる店もあります。ただし、必ず無料で受けられる権利ではなく、店ごとのサービスです。衛生、容器、店内ルールの都合で断られることもあります。
レジで先に伝えるのが安心
席を使うなら 매장에서 마실게요(mae-jang-eseo masilgeyo、「店内で飲みます」)。そのまま持ち出すなら 포장해 주세요(pojanghae juseyo、「持ち帰りでお願いします」)と伝えます。
予定が読めないときは、会計前に 여기서 마시다가 남으면 포장할 수 있나요?(Yeogiseo masidaga nameumyeon pojanghal su innayo?、「ここで飲んで、残ったら持ち帰れますか?」)と聞いてみましょう。作り始める前なら、店員もカップの扱いや追加料金を案内しやすくなります。

カップは最後に選ぶ単なる入れ物ではなく、注文の一部です。店内用の洗って再利用する器か、使い捨て包装か、返却式カップの仕組みかをスタッフが判断する手掛かりになります。
現在のカップ規制を整理
2026年8月13日時点で、韓国のカフェを含む飲食店では、店内で飲むドリンクへの使い捨てプラスチックカップ使用が禁止されています。基準は「どこで飲むか」。テイクアウト用のプラカップで注文してから席に座ると、店側が対応に困るため、店内用カップへの移し替えや店外への移動を求められる可能性があります。
紙カップは扱いが異なります。全国一律の店内使用制限は2023年に撤回され、現時点ではプラカップと同じ包括的な禁止対象ではありません。政府は、まず大型店などから紙カップを段階的に再び対象にする方針を発表していますが、公開時点では詳細な施行方法が未確定でした。チェーン店でも個人店でも、国の基準より厳しい独自ルールを設けることはあります。
また、2026年9月から新しい自主協約に参加する事業者は、店内ドリンクを再利用カップで提供し、マイタンブラー利用者に特典を付け、使い捨てカップを二重の外容器として渡さず、ストローは希望者に提供する予定です。参加者には多数のチェーンと個人事業者が含まれますが、韓国中の全カフェに適用される一律ルールではありません。
飲み始めてからの変更が難しい理由
一度口を付けた飲み物を必ず再包装しなければならない、という一般的な決まりはありません。対応できるかは各店のオペレーション次第です。
- 使用済みカップは扱いが別。 残りを清潔な持ち帰りカップへ注いでくれる店もあれば、空カップだけ渡して客自身に移してもらう店、口を付けた容器には触れない店もあります。
- 容器の容量や形が合わない。 マグ、グラス、幅広のデザート容器は、持ち帰りカップと容量が違う場合があります。氷、泡、トッピング、ふた、ストローもきれいな移し替えを難しくします。
- カップをもう一組使う。 正式な手数料がなくても、カップ、ふた、ときにはスリーブまで追加で消費します。少額の包装代がかかる可能性があります。
- 返却式カップには専用ルールがある。 借りる際のデポジット、指定返却場所、同じ店への返却など、店内用マグとは別の条件が設定されます。
韓国在住者によるRedditの投稿でも、無料で移してくれた例と、料金や店独自の手順があった例の両方が語られています。これは全国ルールではなく、あくまで現場の体験談。目の前の店で確認するのが確実です。
再利用できる持ち帰りカップは別サービス
違いが分かりやすい地域の例が、光州の環境配慮型資源循環センター内にあるトングラミカフェです。店外へ持ち出すドリンク用に、寄付されたタンブラーを貸し出しています。飲み物に合うものがランダムで渡され、返却先は同じカフェ。通常のタンブラー割引は適用されません。
これは貸出・返却型のサービスで、洗って使う店内マグを持ち帰ってよいという意味ではありません。ほかの再利用カップサービスでは、デポジット額や返却網が異なることもあります。店を出る前に表示を読むか、スタッフに聞きましょう。
テイクアウトカップはすべてデポジット制?
いいえ。韓国の使い捨てカップ保証金制度は、対象制度に参加する店舗で300ウォンを預ける仕組みです。別の再利用カップサービスは独自の金額を設定できます。すべての持ち帰りドリンクに保証金が含まれる、どのカップもどこでも返せる、とは考えないでください。レシート、カップのラベル、キオスク画面、カウンター表示で、制度名と返却方法を確認できます。
マイタンブラーなら迷う場面をかなり減らせます。洗ってすぐ使える状態で注文前に出し、개인 컵에 담아 주세요(gaein keobe dama juseyo、「自分のカップに入れてください」)と頼みます。割引は店によって異なります。2026年9月開始予定の自主協約では、参加店が独自割引と300ウォン相当のカーボンニュートラルポイント特典を併用でき、合計額は事業者ごとに変わります。
急に店を出ることになったら
カップを持ったまま外へ出ず、まずカウンターへ。남은 음료를 포장용 컵에 옮겨 주실 수 있을까요?(Nameun eumryoreul pojang-yong keobe omgyeo jusil su isseulkkayo?、「残った飲み物を持ち帰りカップへ移していただけますか?」)と聞きます。
ふたは外したまま、移し方は店員に任せましょう。空カップを渡されたら、混んだテーブルではなくカウンターで移します。少額の料金がかかる可能性を見込み、陶器のマグやグラスをそのまま店外へ持ち出してはいけません。
結局のところ、利用のしかたに合うカップを最初に選び、予定が変わりそうなら作る前に一言伝える。それが一番簡単で確実です。
出典・写真クレジット
- 韓国環境部:2022年4月からの使い捨てプラスチック規制 — 店内での使い捨てプラカップ規制再開に関する公式背景
- 韓国気候エネルギー環境部:2026年7月13日発表の自主協約 — 参加事業者、再利用カップ、タンブラー特典、9月実施
- SBS News:店内紙カップ規制の再導入計画 — 2026年8月9日時点の紙カップの位置付けと段階的方針
- 資源循環保証金管理センター:使い捨てカップ保証金制度 — 300ウォン制度の公式概要
- 光州環境配慮型資源循環センターのNaverブログ — トングラミカフェの貸出タンブラー制度と画像の一次情報
- Reddit r/korea:カフェ店内のテイクアウトカップ — 店舗実務に限って参照した客・在住者の体験談
- The Korea Timesのカフェカップ写真記事 — 使用許諾・クレジット確認済みのNewsisによるアイキャッチ・カウンター写真
- トングラミカフェの再利用タンブラー投稿 — 使用許諾・クレジット確認済みのスライダー画像
- 掲載アイキャッチ画像 — このガイドで使用するアイキャッチ画像






