キムチ・テンジャン・スンドゥブ、最初の韓国チゲはどれ?
やわらかな食感と一人用の鍋を重視するなら、スンドゥブチゲが選びやすい一品です。酸味のある辛さならキムチチゲ、発酵大豆の深い味ならテンジャンチゲ。ただし、だし・辛さ・最低注文数は先に確認しましょう。

韓国のチゲを初めて食べるなら、ある程度の辛さが平気で、魚介・卵・肉に制限がない場合はスンドゥブチゲが最も選びやすい一品です。豆腐はやわらかく、汁にはうま味があり、専門店では一人に一つの熱々の鍋を中心に食事が組まれることがよくあります。発酵した酸味をしっかり味わいたいならキムチチゲ、素朴で深い大豆の発酵味ならテンジャンチゲを。どれも必ず辛くない、ベジタリアン、一人前というわけではありません。
味と提供スタイルで選ぶ
- スンドゥブチゲ(순두부찌개): 一人で食べやすく、やわらかな豆腐が好きで辛さを確認できる人の第一候補。海鮮、アサリ、豚肉、牛肉、キムチ、ミックスなど種類も見て選びます。
- キムチチゲ(김치찌개): 熟成キムチの酸味と力強い赤いスープが好きならこちら。豚肉やツナがよく合わされ、唐辛子より発酵由来の酸味を強く感じることもあります。
- テンジャンチゲ(된장찌개): 塩気と土っぽさのある発酵大豆の味を楽しみたい人向け。茶色いから辛くないとは限らず、野菜中心に見えても煮干し、貝、牛肉、豚肉を使うことがあります。
三品とも黒い土鍋で出ることがあるので、色ではなく韓国語のメニュー名を見ましょう。写真は左からキムチチゲ、テンジャンチゲ、豚肉スンドゥブチゲです。
三つの味をもう少し具体的に
スンドゥブ:やわらかな豆腐、多彩な具、辛さは別問題
スンドゥブはほとんど圧搾していない豆腐で、角切りの木綿豆腐のようには残らず、とろりとした塊に崩れます。韓国観光公社の料理案内では、やわらかな豆腐を海鮮と煮てうま味のある汁にする料理として紹介されています。店では豚肉、牛肉、きのこ、キムチ、ミックスも一般的で、煮立つ鍋に生卵を割り入れることもあります。
口当たりがやさしくても、辛さまで控えめとは限りません。辛さを段階で選べる店や白いスープを出す専門店がある一方、味付け済みの赤いベース一種類だけの店もあります。辛さが決め手なら、卵と豆腐が相殺してくれると思い込まず注文前に確認を。辛さを控えてもらう注文表現には、厨房で現実的に変えられる範囲もまとめています。
キムチチゲ:酸味が先、辛さとコクが続く
味の核はよく発酵したキムチです。VISITKOREAの公式説明は、酸味のある熟成キムチを豚肉と煮込む作り方を紹介しています。ツナ入りの「チャムチ・キムチチゲ」も一般的。スンドゥブより輪郭のはっきりした酸味があり、ご飯が進む濃い汁です。
普段からキムチが好きなら、韓国らしさを最も分かりやすく感じる最初の一杯になり得ます。発酵した酸味に自信がなければ、三つの中で最も冒険的です。長く煮れば白菜はやわらかくなりますが、キムチの個性は濃くなり、無難な味には変わりません。
テンジャンチゲ:奥行きのある発酵味
テンジャンは、なめらかな味噌汁を想像したときより素朴で主張の強い発酵大豆の味です。韓国観光公社のテンジャンチゲ案内では、豆腐、きのこ、ズッキーニ、貝などが代表的な具として挙げられています。汁は黄褐色や茶色で、見た目以上に香りとうま味が力強く感じられます。
Serious Eatsの韓国の汁物・チゲ案内も、煮干し、魚介、牛、鶏など多様なベースが使われると説明しています。はっきりした発酵味が好きな人に向く一方、唐辛子や動物性食材を避ける人はだしまで確認が必要です。
見落としやすい食材は料理ごとに違う
食事制限があるなら、メニューの正式名とだしを確認してください。見える具だけでは判断できません。
- キムチチゲ: 돼지고기(豚肉)、참치(ツナ)を確認。キムチ自体に魚醤やアミの塩辛が入ることもあります。
- テンジャンチゲ: 차돌(牛バラ)、우렁(タニシ)、꽃게(ワタリガニ)、해물(海鮮)などを確認。野菜だけに見えても煮干しだしの場合があります。
- スンドゥブチゲ: 해물(海鮮)、바지락(アサリ)、소고기(牛肉)、돼지고기(豚肉)、계란(卵)を確認。ミックスには複数が入ることがあります。
プラントベースの食事では、「豆腐鍋」という名前だけでは足りません。だし、キムチの調味料、合わせ済みのたれは韓国料理に隠れた動物性食材の案内を使って確認しましょう。
一人用の鍋があるかを見る
スンドゥブ専門店では、一人に土鍋一つ、ご飯とパンチャンという構成がよく見られます。VISITKOREAの飲食店情報には、スンドゥブとテンジャンチゲのどちらも一人用の石釜ご飯セットにできる例があります。二品とも一食になるという一例であり、韓国全土の提供ルールではありません。
キムチチゲやテンジャンチゲも一人前で食べられますが、焼肉店やチゲ専門店では大鍋をシェアしたり、二人前からの注文だったりします。メニューの 1인 は一人、1인분 は一人前、2인분 이상 は二人前以上という意味です。数字が分かりにくければ、이거 1인분 주문돼요?(これは一人前で注文できますか)と聞いてみましょう。同じ最低注文数の考え方は韓国の一人一品・最低注文数ガイドにもあります。
最初の一杯を一つ薦めるなら
食事制限がなく、ある程度辛いものが好きなら、一人用の鍋がある店で 豚肉スンドゥブ(돼지고기 순두부) または 海鮮スンドゥブ(해물 순두부) を。注文単位が分かりやすく、煮立つチゲらしさを残しながら食感は最もやわらかです。
発酵キムチの酸味こそ欲しいなら キムチチゲ。赤い唐辛子の味より素朴な塩気とうま味を選び、だしを確認できるなら テンジャンチゲ が合います。
万人共通の一位はありません。三品を比べたReddit r/KoreanFoodの投稿でも、長く煮た豚肉キムチチゲ、海鮮スンドゥブ、テンジャン、さらに別のチゲまで好みが分かれています。この違いこそ選ぶヒントです。まず自分が好きな味と食べられる材料を決め、店で一人分を注文できるか確かめましょう。
出典・画像クレジット
- VISITKOREA スンドゥブチゲ — やわらかな豆腐、海鮮の例、汁の特徴を確認した公式資料。
- VISITKOREA キムチチゲ — 熟成キムチと豚肉を煮る作り方を確認した公式資料。
- VISITKOREA テンジャンチゲ — 豆腐、きのこ、ズッキーニ、貝など代表的な具の公式資料。
- Serious Eats — 韓国の汁物とチゲに使われる多様なだしの解説。
- VISITKOREA 飲食店情報 — スンドゥブ・テンジャンチゲと石釜ご飯の一人用セットの一例で、全国共通の提供ルールではない。
- Reddit r/KoreanFoodのチゲ比較 — 個人の味の好みを示す逸話的な文脈として参照。
- Delivery Spotのカバーイラストファイル — 三つのチゲを比べたイラストで、飲食店の料理写真ではない。
- miyagawaのWikimedia Commons画像 — CC BY-SA 2.0のキムチチゲ画像。
- AlphaのWikimedia Commons画像 — CC BY-SA 2.0のテンジャンチゲ画像を16:9にトリミング。
- Naver Blog「초록스토리」 — 運営者が使用許可を確認したスンドゥブチゲ画像を16:9にトリミング。
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