韓国の海岸で貝殻やシーグラスを持ち帰れる?
生きた貝や保護区域の自然物は残し、割れたガラスは安全に処理。韓国の海岸で採取・清掃を判断する実用ガイドです。

韓国の海岸では、基本的に貝殻はその場に残し、安全に扱えるごみだけを拾うのが無難です。確認した国の法律が「一般の海岸にある空の貝殻を一つ持ち帰る行為」を一律に禁止しているわけではありません。しかし、自然公園や海洋保護区、生き物、現地掲示、漁業権が関われば判断は変わります。
見るべきなのは「貝かガラスか」だけではありません。何なのか、生き物が入っていないか、いま立っている海岸はどの区域かを先に確認します。
30秒で判断する
- 生きている、岩に付着している、固く閉じている貝:動かさない。
- 保護区域・採取禁止表示のある場所の自然物:写真だけ撮る。
- 表示のない一般海岸の空の貝:残すのを基本とし、必要なら管理事務所へ確認する。
- 丸く曇ったシーグラス:持ち帰り可能と現地管理者が明示しない限り残す。
- 透明で光沢があり、縁が鋭いガラス:記念品ではなく危険ごみ。
- 軽いプラスチック、缶、釣り糸:安全に扱える範囲だけ拾って分別する。
- 医療物、薬品容器、ドラム缶、張力のかかった網、重い物:触らず係員へ知らせる。

上から空に見えても中に生き物がいる場合があります。引っ張る、こじる、振る行為は避け、不明なら元の向きに近い状態で戻します。
記念品より先に海岸の区分を確認
韓国の海岸には、市街地の海水浴場、村の共同漁場、養殖場、自然公園、海洋保護区、自然遺産区域があります。入口と臨時掲示で 채취 금지(採取禁止)、반출 금지(持ち出し禁止)、해양보호구역(海洋保護区)、국립공원(国立公園)を確認します。ロープや養殖設備がある区域には入らず、英語掲示がないことを許可と解釈しません。

写真の釜山・五六島はKOEMが案内する海洋保護区の一つです。ただし、すべての保護海岸に同じ細則があるという意味ではなく、区域境界と現地掲示を確認する例です。
自然公園法23条は、公園区域内で土石・砂・砂利を採取したり、海中動物を含む野生動物を捕獲したりする行為について、限定的な例外を除き許可を求めます。海洋生態系法27条は、海洋保護区で指定海洋生物を捕獲・採取・損傷する行為や、海砂・珪砂・岩石の採取などを制限します。管理計画や別法令が追加制限を設ける場合もあります。
どちらも「空の貝殻一個」を簡単に判定する条文ではありません。だからこそ保護区域では、管理者が明確に許可しない自然物を持ち出さないのが安全です。
隣接する海岸でも、片方は一般利用、もう片方は保護・養殖・共同管理区域ということがあります。一か所での経験を次の海岸へ持ち込まないでください。
空の貝殻にも役割がある
空の貝殻や破片は、小さな生物の隠れ場所や付着面になり、炭酸カルシウムを海岸へ戻し、砂浜そのものの一部になります。スペインの一海岸を長期観察した研究では、観光客の増加とともに貝殻量が大きく減りました。韓国の海岸を測った研究ではなく、一個の持ち帰りが目に見える損傷を起こすと証明したものでもありません。ただ、非常に小さな持ち帰りが積み重なる問題を示します。
珍しい貝は写真に撮り、形の整ったものは残し、袋いっぱいに集めない。公式の体験・清掃プログラムが特定物の回収を指示する場合だけ、その手順に従います。
シーグラスと割れたガラスを分ける
本来のシーグラスは波と砂で角が丸くなり、表面が曇っています。割れたばかりの瓶は光沢と透明感があり、薄い袋越しでもけがをさせます。海洋水産部はシーグラスのアップサイクル事例を紹介していますが、全国の海岸で自由に持ち出せるという許可ではありません。保護区域と現地ルールが優先です。
鋭い破片は素手で触らず、トングで硬い容器に入れて処分します。子どもへ渡したり、布バッグへ直接入れたり、記念品にしたりしません。丸いシーグラスも、一般海岸で管理者が少量の持ち帰りを認めた場合だけ最小限にします。

清掃用の丈夫な袋と、鋭利物用の小さな硬い容器を分けます。自然物はどちらにも入れません。不明な容器は開けたり匂いを嗅いだりせず、絡んだ漁具は何かにつながっている可能性があるため引きずらないでください。
貝殻を海外へ持ち出す場合は、到着国の税関・検疫規則も別に適用されます。採取が韓国で許されても、土や有機物の付着した貝が制限されることがあります。最も簡単で影響の少ない記念品は、海岸名を記録した接写写真です。
出典・画像クレジット
- 国家法令情報センター:自然公園法 — 公園区域内の土石・砂・砂利の採取、野生動物捕獲などに関する現行23条。
- 国家法令情報センター:海洋生態系法 — 海洋保護区での指定生物、海砂・珪砂・岩石などに関する現行27条。
- KOEM:海洋保護区 — 保護区の背景と五六島写真。
- 海洋水産部:シーグラスのアップサイクル — ビーチコーミング事例と済州写真。
- KOEM:ビーチコーミング・プロギング — 手袋、トング、分別、鋭利物の扱い。
- PLOS ONE研究 — スペインの一海岸における観光と貝殻量の長期関連。韓国への直接一般化はしない。
- Reddit釜山 — 旅行者の疑問把握のみに使用。
- Unsplash:Sara Codair — カバーのガラス写真。
- Unsplash:Kianmehr Shirooyeh — 貝殻写真。
- Unsplash:Kim Ampie — 清掃分別写真。
- カバー配信アセット — Delivery Spot掲載画像。
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